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 かげぼうし 詩的・私的考察  そよ風の贈り物  Jack in the BOX 
くもの巣の虜  あかね色の郵便箱
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犬を飼うという事

ミレニアムという一大転機の春から、うちには犬が居ます。

幼少の砌、やはり、どうしても動物が欲しくて、親に買って貰ったのですが、

その時は、まだ、生き物を飼うと言う自覚のないまま、世話は母親任せになり、

動物の臭いに閉口してしまった母に里子に出されてしまったのでした。

それ以来、生き物との共存生活は諦めていたし、犬は小さい頃、吠えられて

とても怖い思いもしたので、犬を飼いたいなんてコレッぽっちも考えていませんでした。

そんな私が、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルと言う犬にメロメロです。

犬を飼うにしても、いろんな種類がありますし、里親を捜している子だって居ます。

概して、犬は太古の昔からコンパニオン・アニマルとして人と共存してきた訳ですが

種類で、やはり、顕著な特徴があります。

例えば、狩猟のともとして優れた能力を発揮するセッター、ビーグル、ダックスや、

牧羊犬、人命救助犬などの使役犬だっていますし、

お座敷犬として膝に座って、毛布代わりになっていた種類だっています。

大きさに至っては、手のひらサイズから、40キロを軽く超える横綱級の犬だって、

祖先が同じだと解っていても人間のお供として、その性質を変化させて

様々な種類の犬が出来上がりました。

その中から、どんな犬を選ぶかは人それぞれでしょうが、

きちんと純血種の特徴を把握しているかいないかでだいぶ違ってくるのではないかな。

やはり、傾向と対策は練ってから、飼うにこした事が無いはずです。

犬の寿命は医学の進歩や、犬を取り巻く環境の変化、飼い主さん達の心意気で

長寿になってきているような気がします。

飼うからには、やはり、最期まで看取ってあげたいですね。

当たり前ですが、体格が良くなれば、餌の量も多くなりますし

出す量だった比例してきます。薬の値段も大きくなれば、

高くなるし、病院に抱いて運べるかどうかも変わってきます。

飼うからには、色んな下調べは必要だし、飼い主としての自覚は大事ですね。

怒濤の押し切りで寄り切られ、ドッグショウに行ったり

ブリダーさんサイトを覗いたりして、

どんな犬か見に行く事になったのでした。

自慢じゃありませんが、私は犬には触れない程、怖かったのです。

絶対、おとなしい良い犬だという甘言には半信半疑で

子犬の居るブリーダーさんを訪問しました。

なぜ、私が、犬なんてという気持のまま、お宅訪問。

ちょうど2ヶ月弱になるMarieに巡り会った訳ですが、その4匹の毛糸玉達よりも

成犬の群団のおとなしさ、羊の群れのようでいて、鳴きもしない事にビックリ。

この犬種、穏やかさ、人なつこさで、きっとピカ一なのではないかな。

その時も、みんなから、歓待されて、吠えつかれたり、脅かされる事も無く、

人の真横にいつの間にか、寄り添ってくるかわいらしさ。

私、実は、この年になっても、テディベアを集めていて、

ふわふわ、クシャクシャの手触りを愛しているのでした。

きっと、今なら、その小さな毛糸玉にも魅了されるでしょうが、

その時はまるで、出来のいいぬいぐるみのような成犬達にやられました。

元気にオチャッピーにガチャガチャ遊んでいる子犬達には

それほど感心せず、取り巻いて側に侍ってくれる親犬達が気に入りました。

本当はMarieちゃんのお母さんを連れて帰りたかったのですが、

母犬そっくりのMarieを譲り受ける事になったのでした。

その娘は『わんわん物語のLady』にそっくりです。

(イングリッシュコッカーのはずですが、私は、あの犬はブレンハイムカラーの

キャバなのではないかと密かに疑っています。)

4ヶ月半で2度目の予防注射も終えてうちにMarieがやってきました。

補佐として、何もしないはずだったのですけど、

家にいる時間が一番長いからか、やはり、可愛らしさにほだされて、

一時間余りのお散歩、ブラッシングがいつの間にか日課になってしまいました。

そして、一匹でお留守番させているのがかわいそうだからと

1年後に姪っ子のNoeleがやってきました。

この娘は麻呂眉が自慢のトライカラーの三毛子ちゃんです。

この犬種は足の裏の毛をカットするだけで、美容院に行く必要も無いので、

シャンプー、爪切り、肛門線絞りもいつの間にか身についてしまった私です。

ご飯を作るのが面倒だと思う私は、もちろんドッグフードのお世話になっています。

せっかく、犬のために考えられたお食事があるのに、利用しないのはもったいない。

コンパニオン・アニマルとして、保険外のお医者さん通いをして

狂犬病、ジフテリアの予防注射に、メンテもきちんとしています。

そう、犬を飼うという事は結構お金がかかるのは否定できない事実です。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルという犬種、

始めて犬を飼う人にもとても扱いやすい種類のようです。

概して、おとなしく、無駄吠えも無く、ブラッシングもワンコートで、

飾り毛さえ梳かしてあれば見栄えもばっちりで、カットも必要ない。

そう、犬は、大体全身毛むくじゃらな訳で、お風呂に入る代わりに

スキンシップにもなるし、毎日のブラッシングは忘れずにね。

イライラ、ギスギスする事あっても、彼女らの髪を梳く事で、

いつの間にか、気分が休まる自分を発見します。

まんまるのこぼれ落ちそうな眼で見つめられ、

全身で信頼を表されたら頑張れるのも確かです。

この頃、日本で14番目に多く飼われている純血犬種です。

住宅事情を鑑みるとどうしてもトイ程(5キロ弱)の大きさが人気になるようで

平均6〜9キロという重さはほんの少し大きめです。

ワンコートなので、季節で、毛が抜ける事ないのですが、

ロングコートと言う事で、抜け毛は多いのが唯一の難点かも。

愛玩犬で、お座敷犬、元来、馬車の時の膝掛け代わりの犬でしたが、

やはり、散歩はしなくちゃいけません。

嬉しそうに公園を走り回る様は惚れ惚れします。

お利口な犬はきちんと躾けられているというのは紛れも無い、事実です。

犬は、大事な家族の一員ですが、人間にはどうあがいても成れません。

公共の場所には連れて行けない時もあるし、

行くには、それなりの覚悟としつけは必要なはずです。

残念ながら、人間、みんな、犬好きではありません。

無用な争い事を起こさない為にも気をつけないとだめですね。

今時の犬として、愛しのU。・ェ・。Uノ2頭は参考書を片手にうちで躾けました。

ちゃんと訓練された犬と違って、ちょっとエ〜と思う時もありますが、

それもご愛嬌なのではないかとも思います。

犬は集団で行動するのを得意としている動物ですし、観察眼も優れているので、

その場所のボスは飼い主である自分であるという認識はいつでも持っていたいです。

飼い主も、もちろん、犬にもね。

犬と人間は残念ながら、平等ではないので、家族の一員として

これはできない、しては行けないと言う線敷きをきちんとしてあげるのが

しつけの第一歩なのではないかと思っています。

それから、犬としての最低限のマナー(待て、来い、座れ、つけ)を

覚えれば完璧なのではないかな。

ティッシュが好きで、隠れてゴミ箱をあさったり、

雑巾を持ち出して食べたりするのが玉にきず

先天的に心臓疾患がある犬種なので、塩分過多の人間の食べ物を

絶対与えては行けません。

犬はあばらが浮く程スマートが一番カッコいいはず。

貰える予定は一生無いですが、けなげに、食事時には愛想を振りまいていますし、

見ていないと片付けの終わったテーブルをなめまわしてくれます。

私に公園散歩という趣味を与えてくれた

我が家のナイス・コンボな2匹に乾杯!!

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