せぴあ色したおもちゃ箱 |
||
Jack in the BOX
|
ピッカピッカの緊張感も毎日の繰り返しに摩耗していませんか
冬枯れて、丸裸ばかりだった木々も
桜のスウィッチが入ったとたん
命のエネルギー全快になったようで
夏の日差しを遮るための葉っぱは徐々に厚く茂っていくようです
事件、事故、ちょっと酷な自然現象が
猥雑に積み重なって行く現実に疲労気味ですが
どんなときも、忘れてはいけないおしゃれがあります
錆び付いた夜
カタカタと軋んだ音をたてて
綴られていく 砂色のあした
バラバラと崩れていく
哀悼の鐘の音
脆弱な信頼の鎖を断切った いま
かさぶたが 癒えるよりもすぐに
音速に乗って
疵が追いかけてくる
プッツリと 電源を切るようには 終われない
渺々と 吹き荒れる未来
子供らの高らかな笑い声
ウンテンシュはボクだ
シャショウはキミだ
ガタン ゴトン ガタン ゴトン
シュッ シュッ ポッポーーーーッ
行ってらっしゃいと和やかに送り出す声
くだけちり 圧しつぶされたおもい
おもく おもく のしかかる
夢だけを見ていた
お帰りなさいの声 届かず
今を足蹴にして 昨日にツバしても
守りたい物がありました
月がみていた あなたの秘密
月が嗤った わたしの憶い
月が謳った ささくれていく心を
寂しい夜が膝を抱えて
月の子守唄に抱かれる
なみだが ひとつ ☆になりました
そして また ひとつ
鱗粉でひかる指先
手折ってしまった花々
零れていった夢のあと
蛇がささやく
腐っていくりんご
崩壊の鐘の音
溶け出していく景色
歪んだ世界に置いてきぼりを食らった
寄りかかった柱の
きずあとを指でなぞる
地面すれすれまで
しおたれた こいの
恨めしげな ギョロ目
ソヨともなびかず
すみきった あおは
キラキラと反射し
たかく たかくと
ささやいていく
ひんやりとした 濡れ縁を
恋しくおもう
ギラギラの太陽が焼き尽くす前の
むくむく みどりのわたぼうしに
ほら かぜがわたっていく
シャボンのような夢が ポカリ
想像の羽 キラキラ煌めく くもの糸
空想の虹のたもと そらのカンバスに縫い付けて
妄想の入道雲 壊れないで とんでいけ
なきむし にがむし とんでいけ
指切りげんまんした昨日
忘れないで
あかい くちびる
こぼれる まっしろな歯
ぽかぽかの微笑みに守られて
幸せの前髪をギュッと掴む
あした かがやく 夢がある
負けないで
五月晴れの天気とは正反対に埃にまみれて行く気持ち
沈みがちな心を時々は叱咤激励しないとね
おしゃれはいつもえがおから
ようこそ いらっしゃいませ!!
こちらは管理及び著作権主張者である山南薫のかけらです
興味が湧いたら 是非 別の箱もご覧ください(Jack in the BOXに置いてあります)
幸せの四葉のクローバーをクリックするとそこへ