せぴあ色したおもちゃ箱 |
||
Jack in the BOX
|
さすような空気
手袋の恋しい季節になりました
*ちゃっぷい ちゃっぷい ほんわか おなべ please*
夢がいろづいていく
こんもりと繁る みどりのなかから
そらが冷たく 澄んでいくごとに
ほほを そめていく 木の葉
ほら また ひとひら
風に乗って 旅立って いっちゃった
あらしの余波だろうか
はたまた 世間のしがらみだろうか
木枯らしが 落ち葉といっしょに
チリと涙 芥とおもいまで まきあげて
足早に歩いていくコートをくすぐっていった
そして 今 スコーンと抜けた
あおいそらを 見上げる
こおりつくような朝
チリチリと木々を揺らす 赤
もやもやした 頭の中で
さすように目にしみる
朱が清々しい白に変容され
こもれびにかわっていく
カサコソ カサコソ
落ち葉を踏みしめた
なんという事もない 日曜の昼下がり
公園の野原の片隅
ポコーン ポコーンとボールを追う
カシャクシャと落ち葉と戯れる犬
こどもらの華やいだ声
透き通った青海原に
長い影を落とす
への字の群団
北風小僧を孕んで
大きく弧を描く
そして 南の空に消えていった
いなか道をガタゴト行くと
まちの空が 妙にあかかった
どこまでも 続く うすむらさきの青
すぅっと すいこまれて
夕焼け お空も まっかっか
ふってくる星をかぞえ
あいよりも深い夜にまぎれ
ゴトゴト走る汽車を子守唄に
100万回の朝が いつもと同じ顔をして
おやすみの KISSをした
冬将軍の黒いマントの中
木々がやがて 白い花を咲かせる
紅や黄に彩られた木々の下には
なぜか タンポポが咲き乱れて
いつの間にか 音を立ててた落ち葉も消え
目の前には 銀世界 キラキラ
外は雪
しんしん しんしん
つもります
日暮れ時
薄やみに紛れて
雪もボワッと浮かんでは 消えていく
春目前に真白き風華が舞いました
降り込めてしまえ
ふかふかと真綿のようにくるんでしまえ
言葉にならない 宙ぶらりんの このおもい
静かにただよい
しんしんしんと つもります
ずっしりと詰もった 吹きだまりを
キュッキュッキュッと 踏みしめて
あわいもの とけあって
やがて 春になる
晩秋から、初冬にかけて、山が錦絵にかわっていくように
世界は、結構極彩色に塗り込められて賑やかです。
ようこそ いらっしゃいませ!!
こちらは管理及び著作権主張者である山南薫のかけらです
興味が湧いたら 是非 別の箱もご覧ください
(Jack in the BOXに色々置いてあります)
幸せの四葉のクローバーをクリックするとそこへ